テキストサイズ

遺伝子の欲望

第6章 ウイルス

「暢くん!今、大丈夫かしら?」


今日は、暢くんがバイトに入っている日。


青海苔一つで、呼び出すのも悪いしね。


「はい!今、行きますね!」


そう言って、一品トレーに載せてこちらに向かって来る。


改めて、見てると物腰が凄い綺麗ね…なんか習い事してるのかしら?


暢くんは、そのお皿をサービスしてくれた。


「また作ってみました。お口に合うか…。」


照れながら、花が咲いたように笑う。


香織を見ると、そんな暢くんを邪視線で、キラキラ見ている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ