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遺伝子の欲望

第6章 ウイルス

あらいけない!目的を果たさないと。


「暢くん、お土産があるのよ。」


「僕にですか!」


暢くんは、嬉しそうに笑った。


「えぇ。お洒落じゃないけど、美味しいと思うわ。」


そう言って、青海苔を見せると、暢くんの表情が一瞬曇る。


「あっ…。黎子さんも…海に行かれたんですか?」


「『も』?誰か他に居たの?」


「…松原さんも…昨日、同じモノをマスターに…。」


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