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遺伝子の欲望

第6章 ウイルス

はい?今、何て?


いい加減にしてよ…。


私は腹の底から怒りが、沸き上がってきた。 

「松原さん!ちょっと宜しくて!」


またギッタギタに、言い放ってやる。 


今日こそ撲滅だわ!と息を吸い込んだ。


「じゃあ、一緒に行きますか。」


暢くんの声がした。


えっ…何て?


「一緒に聴ける人がいて、良かったよ!はははは!」


その笑い声、苛つく!


私は微妙な顔で、暢くんを見上げた。


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