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秘密の派遣業務

第2章 新しい派遣先

社長「まあ、嫌なら無理にとは言わないがな。こんないい条件だ、飛びつく奴は他にいくらでもいる。」

その言葉にハッとした。

社長「独りで生きて行くには高収入はありがたいんじゃないかと思ってお前に真っ先に紹介したんだがな。仕方ない…他の奴に回すよ。」

社長が書類を机になおそうとした。

紗江「ま、待って下さい!」

(確かに…こんないい条件…他にないよね。)

社長も時々様子を見に来てくれるんだし、何より収入は少しでも多い方がいい。派遣先が見つからない時だってあるんだから…。

その不安が一番大きい。

稼げる時に稼いでおかなきゃ、生きて行けなくなる…。

紗江「私…行きます!」

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