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秘密の派遣業務

第13章 誰のモノ?

しばらくすると、昼食の時間になり所員達が食堂にやってきた。

みんなカウンターの善を取り席に持っていく。

こじんまりした食堂は一気に賑やかになった。

私は厨房の台をテーブルに、美代さんと一緒に昼食を頂く。
他愛もない話をしながら笑顔で美代さんと食べていた。

美代「向こうで食べてもいいんだよ?」

紗江「だって…あっちは落ち着かなくて…」

事情を知っている美代さんはそれ以上言わなかった。


食堂では桐沢達が時々紗江を見ていた。

藤堂「…少しずつ笑顔が戻ってきたな。」

ホッとしたように藤堂が言う。

桐沢はじっと厨房に居る紗江を見つめた。

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