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秘密の派遣業務

第16章 イブの夜

桐沢「…っ!!紗江っ…!」

(…初めて紗江が俺を求めた…俺を!)

胸の奥が熱く痺れる。
震えるくらいに嬉しくて…

その細い身体をギュッと抱き締め、狂おしいまでに求めあい…与えあった。




ベッドの上でシーツにくるまり、紗江は桐沢の身体に包み込まれるように後ろから抱き締められながらその胸に背中を預けるように座っていた。

言葉はなくても、温かい気持ちで満たされていた。

紗江「…温かい…」

桐沢「…ん…」

紗江の肩越しに覗き込む。

頬に息がかかる。

(…凄く…幸せ…)


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