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秘密の派遣業務

第21章 伝えたい想い

(…どうして…探さないでって…言ったのに…)

放っておいて欲しかった。
情けはいらない…
同情なんかして欲しくない…

(…でも…もう決めたから…)

桐沢はそのまま紗江の真横に座った。

(…近いよ…)

近すぎる距離に落ち着かなくなる。

紗江「…心配かけてごめんなさい…。もう…大丈夫だから…」

桐沢「…え…?」

紗江は無理矢理笑顔を作ってみせた。

桐沢「っ?!」

驚く桐沢…

ぎこちない笑顔の紗江…

(紗江…?何で……)

紗江「…わかってた…から……うん…わかってたから……だから大丈夫…だから。」

桐沢「…っ!!紗江っ!…違うんだ…。」

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