テキストサイズ

秘密の派遣業務

第34章 最後の夜〜桐沢の愛〜

風呂から上がるとそのままベッドになだれ込む。

桐沢「……紗江……」

甘い声で愛しい名を呼ぶ。

紗江「…っ……」

紗江を見下ろしながら…優しく頬を撫で…

桐沢「…紗江………愛してる…」

優しく唇が重なる。
啄ばむように優しく甘いキスを繰り返しながら桐沢はキスの合間に何度もその名を呼んだ。

桐沢「…紗江…」

桐沢のキスに応えながら…堪えきれなくなっていく…
紗江の唇が震えていた。

(…そんなに優しい声で呼ばないで…)

泣きたくなかった。

(…泣いたら…直哉さんに心配かけるだけなのに…っ!笑顔で居たいのに…)

紗江の震える唇を桐沢が優しく噛んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ