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秘密の派遣業務

第39章 動き出した時間

桐沢に想いの丈を込めた手紙を送ってから…。

直ぐに紗江は矢崎部長に返事をした。

紗江「…すみません。確かに彼とはいつ会えるか…わかりませんけど…それでもやっぱり私は彼が好きです。彼じゃないと…駄目なんです。」

素直な気持ちを伝える。

矢崎部長は紗江の答えがわかっていたかのようにフッと笑った。

矢崎「そうか…わかったよ。だったら、彼を信じて寂しくてもそんな顔をするな。でないと…またほっとけなくなるからな。」

そう言って紗江の頭を撫でた。

紗江「っ?!あ、ありがとうございます!」

紗江は深く頭を下げた。

大人の対応をしてくれた矢崎に心から感謝した。

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