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秘密の派遣業務

第11章 傷ついた心を癒すのは…

所長「…そうか…泣いていたか…」

紗江の部屋に様子を見に行った桐沢はシャワー室から聞こえた紗江の泣き声に胸を痛めていた。

桐沢「…今夜はそっとしておいてやってもらえませんか?」

所長「…そうだな…。彼女も気持ちの整理が必要だ。…わかった。そうしよう。だが…ちょっと心配だな。」

桐沢「…俺が付いてます。今夜は何もしませんから。」

側に居てやりたい。
純粋に桐沢はそう思っていた。

傷ついた心を少しでも癒してやりたい。

他の誰でもない…この俺が…。

所長「…頼んだよ。」

桐沢は頷き所長室を出た。

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