永遠(トワ)に愛す ~新たな恋~
第1章 出逢い…
開店と同時に店は客でにぎわい始め、シンは新規の若い客についていた。
「シンってすっごく綺麗 ね…」
「あき様の方がキレイで すよ」
紳士な態度と優しい微笑みに、客は頬を赤くさせてシンから目が離せなくなってしまった。
「きょっ今日は‥一番高 いお酒頼んじゃおうか な」
「ありがとうございます 」
「あ~~…もうだめ… 」
二度の微笑みに、客はカーッと耳まで真っ赤にさせて力尽きたように倒れてしまった。
すごく綺麗な人…
新人さんかな?
指名変えちゃおっかな
「シン‥指名だ」
「わかりました」
ボーイに軽くうなずくと、シンは隣に座っている客に視線を戻した。
「すみません‥すぐ戻る ので少し待っていてく れませんか?」
「はっ‥はいっ…」
一週間後…
店は前よりもにぎやかになっていて、シンは指名の嵐で席を転々としていた。
「ご指名ありがとうござ います」
「写真よりもすっごく綺 麗っ
シンの好きなお酒なん でも頼んで」
「ありがとうございます かな様」
その魔性の微笑みに‥客は一瞬にして心奪われてしまい、トロンとした目で見つめた。
「いらっしゃいませ」
恐る恐る店に入ってきた若い女の人の姿があり、キョロキョロと珍しそうに中を見渡した。
年は20歳くらいで、おしとやかさが漂い‥大人っぽくキレイな顔立ちに薄く化粧をしている。
清楚な薄ピンクの膝まであるワンピース姿とは逆に…
Fカップはある巨乳に‥エロい体つきをしている。
「ご指名ですか?」
「え…あ‥‥」
ふと‥目の前の壁に飾ってあるホスト達の写真が目に入り、その中で一番サイズが大きく派手な枠組みをされていたシンの写真に釘付けになった。
…綺麗な人‥‥