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好きなの

第6章 別れ

「しえる、おい待てって!!。」

どのくらい走ったんだろう。気づいたら自分の家の前だった。

「しえる。なんであそこから出てきたか教えて。」

追い付いた先生は静かにでもはっきりと聞いた。


「…………柊先生が…………」

私は全てを話した。写真のこと、昔の知り合いのこと、そして先生に奪われたことを・・・・

私が話しているあいだ先生は黙っていた。その沈黙が逆に怖かった。

「………せんせ?…………」

先生は俯いたまま何も言わない。
お願い何か喋って。。。

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