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好きなの

第6章 別れ

「あいつに、、、崇にどこまでされた?」

「え・・・・なんでそんなこと。。」

カチコチ…………時計の音だけが響く部屋。
こんなにも時計の音は大きかったのか・・・

「・・・・最後までされた・・・」

妙に声が響いた。
あぁ、先生に嫌われた。汚い私を先生は見捨てるだろう。そんな負の感情が起こる。

「そっか…………ごめん。俺が…………」

最後の方は聞き取れなかった。

「何??」

「俺が初めからしえるを自分のものにしていれば、しえるを傷つけなくてすんだのに。」

そう言って先生はゆっくりと私を抱きしめ、ソファーに押し倒した。

「っ………先生、何を?」

「ごめん、決めたのに。でもしえるがほしいんだ。ダメか?」

「いいの?私、もう綺麗じゃないんだよ。」

「そんなこと気にしない。あいつを忘れられるぐらい愛するから。」

耳元でささやかられた。

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