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春の風

第2章 変わらない日常 side.瑞香


毎日が、同じことの繰り返しで。

ただ、決められた仕事をこなす。

それは、自分の汚さとこの世の穢れを忘れるためなのかもしれない。


忙しいあいだだけは余計なことを考えなくていい。


夜になれば孤独が襲うかもしれなくとも。

今だけは。

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