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春の風

第2章 変わらない日常 side.瑞香


『九条先生。201の長谷川さん、検査の時間です。』


ナースの呼びかけが聞こえて。。



「夏樹さん。午後は部屋で安静にするんだよ。」

『そんなの、わかってるよ。』

少女は微笑む。

『センセ、また明日ね。』

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