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春の風

第3章 初恋 side.少女

そんなとき、先生は現れた。

『 九条瑞香です。 』

女の子みたいな名前。

でも、名前だけじゃなくて。
真っ白な肌。赤い唇。綺麗な黒い髪。切れ長の流し目。高い身長。身長さえ高くなければ‥。

「白雪姫‥??」

気付いたらそんなことを言っていて。

先生は、クスリと笑って。

『今日からキミの担当だよ。』

「よ‥よろしくお願いします。」

『うん。宜しくね。』

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