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春の風

第3章 初恋 side.少女


学校に行けるという喜びと、無表情な先生が少し微笑んだ気がしたからなんだと思う。

無償に嬉しかった。

だから。

そのとき先生が悲しい顔をして私を見ていたなんて。

知る由もなかった。

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