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春の風

第5章 謎の男 side.田島

「そんな話してる暇あったら、カルテの整理なり、してくれてもいいんじゃないの?

ていうか。いくらでもあるよね。やること。」


『す、すいませんでした‥。』


彼女、よっぽど私が怖かったみたい。

そそくさと、仲間を引き連れて、

私の前を後にした。


後に残ったのは。

パソコンに向かう数名の年配看護師と、

元ヤンながら、まあ真面目ちゃんの松川くん。

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