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私の掏明くん

第3章 学校でも…



千尋「…」

掏明「どうしたの?」

千尋「(小声)…痴漢」

掏明「痴漢!?」

痴漢男「…」


満員のバス
身動きの取れない状態
その状態を上手く利用し痴漢男は
千尋に自分の体を必要以上に密着させて
服の上
スカートの上から
千尋の太ももに触れてきた


痴漢男「…ハァハァ」

千尋「…!!」


顔を近づけ
千尋の匂いを嗅ぎながら
痴漢男はスカートの中に手を入れ始めた
冷たい
だけど汗ばみ湿っぽい手
気持ち悪くて抵抗したかったが
身動きは取れず恐怖からか助けを呼ぶ事
も出来なかった
だけど…


痴漢男「痛いっ!!痛たたた!!」

千尋「!?」

掏明「汚い手で千尋に触るな」

千尋「掏明…」

掏明「ごめんね、透明人間だけどすり抜
けは出来ないから…」

千尋「ううん、ありがとう」

掏明「(笑)」


掏明のおかげで
痴漢を撃退する事が出来た千尋
それから掏明は千尋を守るように千尋を
抱きしめ
自分以外の誰にも触れられないよう
身を呈して守ってくれた


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