テキストサイズ

私の掏明くん

第19章 図書室ではお静かに



掏明「誰もいないね」

千尋「みんな帰ったのかも」


図書室には誰の姿もなく
千尋は返却ボックスに本を入れ帰ろうと
した時
麗子からもらったプレゼント
カバンにしまった状態のまままだ中身を
確認していない事を
思い出した


千尋「そういえばこれっ…中身見るの忘
れてた…」

掏明「一人の時にって言ってたよね」

千尋「何だろ…ん!?」

掏明「なるほど、だからか」

千尋「…」


麗子からのプレゼント
普通の物じゃないだろうと予想はしてい
たが
まさか…


千尋「ピンクローターって…えぇ…」

掏明「最高のプレゼントだね」

千尋「…」


麗子からのプレゼント
それはピンクローターだった
麗子らしいといえば麗子らしいプレゼン
トだったが
千尋はそのプレゼントをすぐ
カバンにしまった


千尋「…」

掏明「使わないの?」

千尋「学校では使えないでしょう…」

掏明「そんな事ないよ、もうみんな帰っ
てるし使おうよ」

千尋「ん…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ