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私の掏明くん

第6章 食べ物は大切に



掏明「お湯沸かすね」

千尋「お願い」


気を取り直し
指に気をつけて野菜を切る千尋
だけどナスやにんじんなどを切ろうとし
た時
掏明に言われた事を思い出し
なかなか切る事が
出来なかった


千尋「…」

掏明「千尋、手止まってるよ」

千尋「えっ?あぁ…」

掏明「もしかして想像しちゃった?でも
この野菜達より俺の方が断然」


ピンポ~ン(インターホンが鳴る音)


宅配業者「お届け物です」

千尋「い…今でます」

掏明「チッ…いいとこだったのに」

宅配業者「こちらにお受け取りのサイン
をお願いします」

千尋「はい」

宅配業者「…」

掏明「…」


荷物を受け取り
サインを書いていた千尋
この時、千尋は気づかなかったが宅配業
者は
横目でチラチラと
千尋の顔や体を見ていた


千尋「はい」

宅配業者「あっ、はい確かに、では荷物
の方、お運びしますね」

千尋「お願いします」

掏明「…」


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