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俺、どうしたい?

第10章 お前だけのもの

「それと・・・」


言いかけると、グラスをテーブルに置き、俺の頬を両手で優しく包み、キスをした。


「んっ・・・はぁ」


絡み合う音が部屋に響く。


「消毒完了!」

「バカッ!!」


何を言おうとしたか、潤はわかったみたい。


「なぁ、明日早いの?」

「明日は休みだけど、どうした?」

「俺も休みだけど・・・泊まってくか?」

「えっ、いいの?」

「おぉ!」


潤に肩を抱かれたまま、しばらく二人で酒を
飲んだ。

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