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不器用なタッシュ

第6章 不安

引っ越し先は、賃貸マンションだ。


エントランスはオートロックで、以前のボロアパートとは、えらく違った。 


部屋に入るなり香織は


「あっ!ソファーもある!」


「珍しくないだろ?」


変な事言うな~。


「だって…何かオシャレで、らしくない。」


らしくないって、香織の俺のイメージって!


「あんだよ、それ。」


思わず笑ってしまい、香織の頭にビールを乗せた。


「飲むべ。」


「うん!」


「お疲れ様~。」


「お疲れ~。」


二人で乾杯をし、ここ最近の近況を話し出した。

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