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不器用なタッシュ

第6章 不安

香織は一瞬こっちを見た。


何だ…。


そして、凛々しくハッキリと


「picture…絵です。絵とお揃いのデザイン、色合いにするのも絵がメインだからです。そして、絵を眺めながら一家団欒したり、孫まで受け継いでいけるものにしたいからです。」


トックン…胸が熱くなった。


『picture』…絵なんだ…。


香織はこの企画のメインは、俺たちの作品を一番に考えてくれてたんだ…。


その想いが、本当に嬉しかった。


オッサンは、納得した様で


「そうですか…分かりました。そこを表現出来るよう、最善を尽くします。」


「ありがとうございます。」


香織のプレゼンは、無事に終わる…次は俺か。

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