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不器用なタッシュ

第6章 不安

何とか全体会議が終わったが、俺はなんか引っ掛かりが残った。


梶ってオッサン…何かひとクセありそうな気がする…。


俺にそう思わせるのも、どうなんだか…。


香織を見ると、オッサンと笑顔で会話している。


イラ…。


何だろう…無性にイライラしてくる…仕事なんだろうけど、さっきのオッサンの質問のせいか…。


「須永さ~ん!初めてましてぇ~。広報の元木といいますぅ~!」


いつの間にか、名刺を差し出してる、ブリブリの女が目の前に立っていた。


香織の会社の人間か…。


一応、こうゆう時の愛想笑いをしとくに限る。


「初めまして…須永です。」


機械的に、ニッコリ笑うと


「きゃ!須永さん、優しそうで良かったです~!」


あぁ?
見た目で、判断すんなよ!


愛想笑いも解らないのか…大丈夫か~こいつ!

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