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不器用なタッシュ

第7章 歪

インタビューを受けた、二日後の夜…スーパーでチューハイや食べ物を買って、マンションに戻ると…


見慣れた後ろ姿があった。


トックン…胸の奥がくすぐったい。


落ち込んだ感じで、帰ろうとしていたから声を掛ける


「香織じゃん!なんでいるの?」 


「嘉之っ!」


ここに来て、何で驚いてんの?


「なにそんな驚いてんの。俺んとこ来たんだろ?」


自然と笑顔で、鍵を解除する。


「行こ。」


「あ…うん…。」


香織の体調が良くなる頃まで、様子見てたのにな…香織から来てくれるなんて…。


無意識にテンションが、上がっていた。


手を洗ってきた香織に、缶チューハイを投げ渡す。


「ほい、チューハイでいい?」


「わっ!きゃっ!」


「ナイスキャッチ!」


「ありがとう…。」


俺も冷えてたチューハイを飲みだした。 

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