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不器用なタッシュ

第7章 歪

「嘉之…大好き…。」


突然の香織の告白?に、口元が弛み、クスッと笑みが漏れる。


「どうしたの?今日変だよ香織。」


服を掴む手に力が、入った。


「そうかな…いつも言ってるよ。」


「まあな。」


少し考え込んでか


「キス…して…。」


「香織…?」


香織は珍しく、自分から唇に重ねてきて、触れるだけのキスを何度もした。


会社で、何かあったのかな…?


「香…織…。」


俺は、両手で香織顔を挟み、舌を深く挿し入れてゆっくりと口の中を掻き回しながら舌を絡め取る。


「あっ…は…ふっ…。」


甘い吐息が漏れる…。


香織の両腕が首に回り、強く抱き締めたくる。


したい…のかな?


「香織…今日、大丈夫そう?」 


ちょっと俯いて、コクリと頷いた。


何故かホッとして、香織の手を引いて寝室に向かう。


「行こ…。」


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