不器用なタッシュ
第7章 歪
ガチャリ…カツカツカツと、小気味良く靴音は遠ざかった。
香織を見ると、呆然とした感じに固まったまま、一点を見詰めていた。
まあ…邪魔されて正直俺も面白くないけど。
香織の手を取ってマンションの鍵を握らせた。
「端的に片してくるからさ…家で待ってて。」
「か…片してって、そんな簡単に言うけど…。」
「大丈夫。香織は待っててくれてればいいから。」
えらく動揺してる姿が可愛くて、笑いながら香織の額に唇を当てる。
立ち尽くしてる顔を覗き込むと、目が虚ろで潤んでいた。
その不安そうな顔を見たら、ゾクゾクと快感に近い感覚が襲う。
香織…俺だって、会えなくて凄く不安だったんだよ…。
俺の為に悩んで…
俺の事だけ考えて……
痛い程、心に…
身体に刻み付けていきたかった…。
香織を見ると、呆然とした感じに固まったまま、一点を見詰めていた。
まあ…邪魔されて正直俺も面白くないけど。
香織の手を取ってマンションの鍵を握らせた。
「端的に片してくるからさ…家で待ってて。」
「か…片してって、そんな簡単に言うけど…。」
「大丈夫。香織は待っててくれてればいいから。」
えらく動揺してる姿が可愛くて、笑いながら香織の額に唇を当てる。
立ち尽くしてる顔を覗き込むと、目が虚ろで潤んでいた。
その不安そうな顔を見たら、ゾクゾクと快感に近い感覚が襲う。
香織…俺だって、会えなくて凄く不安だったんだよ…。
俺の為に悩んで…
俺の事だけ考えて……
痛い程、心に…
身体に刻み付けていきたかった…。