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不器用なタッシュ

第7章 歪

元木と居酒屋に行くことにしたが、一人頭数を増やした。


「よう!お待たせ~!」


現れたのは、スーツ姿の…


「兄貴…いきなり誘って悪いな。」


そう…こないだ会った時に元木を紹介しておいた。


折角だから、会わせてしまう事にして、急遽呼び足したたら快く駆け付けて来た。


「本当に、いい子なんだよな?」


「あぁ…。」


気に入った人間には、あらゆる手を使って助けるから、味方にしたら強いだろう。


兄貴と少し待ってると


「須永さぁ~ん!」


小走りで元木が、やって来た。


別に名前を呼びながら、来なくたっていいだろうに。


「お疲れ様です。」


「はい~!お疲れです~。」


やっぱり…ウザいは…。


元木は、チラリと兄貴を見て


「初めまして…元木柚有葉です。」


ニッコリ笑ってお辞儀する。


ここは、流石に社会人だな。


そして兄貴も一礼して


「初めまして…須永一成です。」


名前を述べた。

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