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不器用なタッシュ

第7章 歪

「完璧な人間なんて、居ないだ。だから、足りない所を補い合うんだろ!友達でも恋人でも。」


「まぁな…。」


「変わる為の努力も必要だし!」


「努力…してるよ。」


安岡は次に、缶酎ハイを開けて


「確かにな…渡辺さんに出会って確かに変わった!」


何だよ、解ってんじゃんか。


「ちょびっとな!」


「ちょびっとって、何だよ!」


「一般的から見た、基準だよ!」


てか、俺はイレギュラーかよ!


「おまえ…絶対サラリーマンになれないタイプだからな。この道極めてないと、ただの屈折した根暗な人だからな。」


「根暗だから、屈折してんじゃね~の?」


安岡が思いっきり顔を歪める。


「おまえの家には渡辺さんが居なかったら、一生ブレーカー上がらないからな!」


要は真っ暗って事か…。

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