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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

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「それって脈ありじゃん!」


昼休み、クッキーの話しに安岡は、めっちゃ食い付いてきた。


「そ…かな…。」


「だって、例え作ったとしても、そんな事まで考えるか~。ゲームも実は口実だったりして!」


確かにゲームの話から、やたら薄井から話しかけてくるし、元はと言えばペイティングオイルがきっかけだったな。


「どうすんの~嘉之!告っちゃう?」


「え…。告白?」


「そうそう、待つより先手必勝~!」


告白か…正直自信ないな。


「俺からだよな…。」


「当たり前!話が合って、こんなにしてくれる子、逃したら痛いよ~!」


確かに話してて凄く楽だ…俺が薄井に一番惹かれる所。


「うん…まあ頑張ってみるわ。」


「マジ!よっし頑張れ!」


初めての告白…考えるだけでドキドキしてくる。


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