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不器用なタッシュ

第8章 決意

2日後

実家に向かう為、新幹線に乗る前だった…。


「一成さぁ~ん!お弁当~どれがいいかなぁ~?」


「ん~そうだな…柚有葉はどれが食べたい?」


「え~一成さんと一緒にしようかなってぇ~。」


「そっか~!じゃあ~俺はっと……嘉之は?」


「買った…。」


「え~!嘉くんもう買ったんだぁ~!早~い。」


「一言くらい、声掛けろよ~!一緒に買ってやったのに!」


「一成さん!優しい~。」


「………先ホーム行くから…。」


「おい!嘉之っ?」 


「嘉く~ん?」


あからさまに不機嫌に、俺はエスカレーターを上がって行った。


ウザイッ!


結婚式終わったら、なるべく関わらない様にする!


てか、香織と海外に行ってしまえば、もう会わなくて済むだろう!


俺はコンテストに向けて、更に意欲が湧いてきた。

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