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不器用なタッシュ

第8章 決意

外国にも…こんな風景あるよな…。


田んぼだらけの景色で、外国の田園風景を思い浮かべる。


俺は肘を窓の縁に乗せて頬杖を付きながら、何となく香織を思い浮かべた。


こんな景色…イタリアで一緒に見れるかな…。


手を繋いで…歩きてぇな…。


そんな光景を思い浮かべると、口元が自然と緩んだ。


思えば、香織と手を繋いだのって…思い出せないくらい無いな。


どっかに一緒に買い物に行った事も…


遊びに行った事も…


無いな…。


ふと、土屋を思い出した。


アイツ…元気にしてんのか?


マネキン…流石にもう、持ってないよな…。


香織…誕生日…いつだっけ……。


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