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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

お互い沈黙で歩く。


「あの~私7組の小島なんだけど…知ってるかな?」


知らね…。


「ごめん…。まだ、学年メンツ覚えてないわ。」


「だ、だよね!学園祭の須永くんカッコ良かったよ!」


オタクか?


「どうも…。」


「で…気になってたんだ~ずっと…。」


その言葉に、さっきの告白シーンが蘇る。


「はぁ…。」


「須永くんと…付き合えたらなって!」


付き合う…だぁ?


「好き…なんだよね。」


『好き』…本当かよ。


「小島…さん、だっけ?」


「う、うん!」


「俺の事…好きなんだ…。」


「う…ん。」


そんな簡単に、言うなよ。


「いいよ~付き合うよ。」


その言葉に


「えっ本当に!凄い~。」


顔に手を当てて、ハシャギ出す。


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