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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

俺はやり場のない気持ちを小島で、誤魔化そうとした。


公園に差し掛かり


「小島さん…来てよ。」


「うん!」


小島は素直に俺の後に、付いて来る。 


自転車を停めて、


「来て。」
「え…。」


小島の手を引っ張りながら木の繁みに連れて来て、小島を押し付ける。


「す、須永くん…?」


さっきまで、ハシャいでた顔が恐怖に歪む。


はは…本当に『好き』なのかよ?


俺は小島の顎を手で掴み、強引にキスをした。


「あっ!やっ!」


小島の言葉は、俺の口に飲み込まれる。


唇を割って、舌を入れてみた。


「ん~!」


拒もうとする小島を無視して、適当に舌で口の中を掻き回すと、次第に大人しくなってくる。


「あっ…んふ…。」


急に甘ったる声を出て、俺の思考もぶっ飛んだ。


まるで、薄井の事を吹き飛ばすかの様に…。


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