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先生じゃなきゃやだ。

第3章 恋人と呼ばれる。



――学校


すっかり目が腫れたまま学校に行った。

「おはよ〜!!!え!?その目どうしたの!!」


「えっ?何があったの?」


「大丈夫?」


たちまち、同情の目が私を見た。

菜々美「う…うん。大したことじゃないって。
大丈夫…」


私は、そんなことを気にしてる場合じゃなかった。


私は気づいてしまった。


二階の窓から、私を見続けている人かげを。


恐怖だった。


昨日のことがよみがえる。

頭が痛い。

今日は午前の授業は出ないで、保健室で休むことにした。

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