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先生じゃなきゃやだ。

第4章 約束です。



保健室――

ガラッ…バタンッ。



憂「ごめん…菜々美っ…ごめん…」


私と先生しかいない保健室。

し―んと…静まりかえるなか、先生の声が響いた。


微かに、震えてるような‥‥

先生は私に背を向けたまま、謝っている。



どうして?

もちろん、あの時逃げるようにしたことが気になる。
私は遊びだったのか、ただ自分を守りたかったのか。

先生の気持ちが知りたい。

どうして、あの時逃げたのか。

そして、なんで私を助けてくれたのか。



聞きたい…

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