先生じゃなきゃやだ。
第4章 約束です。
先生っ…
菜々美「どうしてですかっ…?ぐすっ…なんで…なんでなんですか?
私は遊びだったんですか?それとも…ぐすっ…っ…」
うまく言葉がででこない。
もう、涙が止まらない。
それでも先生はただ黙っている。
菜々美「‥‥せんせぇっ…答えてください…っ…私をキライになったんですか!?」
憂「ちがうっ…」
菜々美「じゃあ…なんで目を合わせてくれないんですか!!!?
せんせぇっ…!!!」
ぐいっと先生の肩をひくと、涙がこぼれてきた。
ポタッー
えっ?
ポタッーポタッー
仕切りに涙がこぼれてきた。
まさか、あの先生が…なんで…
憂「ごめん…菜々美…オレが逃げたのは理由がある。お前に迷惑をかけたくなかった。
お前は生徒としてみれば、この事がバレると友達ともうまくやれないだろう…
来年は受験。ここで問題になれば、将来がうまくいかないだろう。
それで傷つけたくはない。言い訳に聞こえるだろう。どう思われたって構わない。
ただ、
オレは菜々美が本気で
好きだよ…
ウソじゃない。
それだけは、信じてくれ…」