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君と描き始める未来に

第2章 指輪と混乱と我慢

そんなお義母さんに香織が


「何でお母さんが、照るのよ~。」


「いいじゃない!あんな必死な小田切さん見たのは、私だけだからね!」


勝ち誇って、香織を見下ろす。


「なっ!何、優越感に浸って~!」


香織の突っ込みも気にした様子もなく、


「もう本当に手間の掛かる子ですけど、これからも末永く宜しくお願いしますね~!」


ニコニコしながら話す、お義母さんの台詞に


「なっ!末永く!」


事情を知らない香織は、驚いていた。


「香織は気にしなくていいんだよ…俺がお義母さんに、頼んだ事だから。」


「え…頼んだ?末永く?」


薬の影響もあるだろうし、考えさせると疲れさせるだけだな。


「香織…少し寝なよ。」


手を握って、そう言うと。


「3日も爆睡したのにぃ~。」


また唇を突き出して、拗ねる。


お義母さんが居なかったら確実に、そのさくらんぼの唇を食べてるよな…。


危ない…危ない。


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