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君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

「次は新郎の同僚、友人代表として、滝島国彦様から祝辞を頂きます~!」


そしてマイクが、滝島の手に渡る。


「ゴホン!」


畏まって咳払いするのが、態とらしい…。


「今ご紹介に預りました、滝島ことわたくし、タッキーでございます~!」


「ぶっ!」


思わず、飲み掛けたビールを吹いた。


続けて滝島は、マイクを持つ手の小指を立てながら


「今日はお忙しい中、ラブラブな信りんと香織んの為に、お集まり頂き有り難うございま~す!!」


「信りん…って!!おいっ!!」


流石に、青ざめる。


「キャハ!」


香織は楽しそうに、身を乗り出した。


「あははは~!タッキ~!」


会場は一気に、笑いが溢れる。


滝島~!
やっぱり、謀りやがったな!


そして、ハチャメチャな滝島のスピーチが始まってしまった。

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