テキストサイズ

君と描き始める未来に

第6章 幸せの誓い

*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:*~*:._.:..

「はぁ…終わった…。」


俺の不安と冷や汗を他所に、会場を笑いの渦に巻き込んだ滝島のスピーチも終わった。


式も終盤に掛かり


「では皆様お待ちかねのブーケトスです~!未婚の女性陣の方々是非ともゲットして下さい!」


会場の多分未婚?であろう女性陣がわらわらと集まってきた。


同盟軍は色めき立って、佐伯さんは自棄気味に見える。


黎子ちゃんは参加する気は、無さそうだ。


香織がブーケを持って、後ろ向きになる。


「せ~の!」


掛け声に合わせて、高々とブーケが飛んだ。


ライトに光が被ったのか


「きゃ!眩しい!」
「わっ!跳ねた!」
「こっち来たっ!」
「どこどこ~!」


何でただの験担ぎに、こんなに必死なんだ…。


あれ、ブーケは?


「あ~!」
「そんなぁ~!」


なっ!正か…あの子がゲットするとは!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ