テキストサイズ

君と描き始める未来に

第7章 ひたすら滝島目線

でも…ある日突然、小田切が元気になった。


「何か良いことあったのか~?」


と聞いたら


「まっ!ちょっとね~!」


あんな凹んでたのに一気に回復してるから、キレたのかと思ったら。


ある日、ホームセンターのレストランでバッタリ鉢合わせ…。


渡辺香織…。


彼女が小田切の側に居た。 


見てくれは、光花ちゃんとタイプが違うが…似てたのは、やたら気を遣うのと、相手を良く見てるところ。


洞察力は、光花ちゃんより上だったかもな。


光花ちゃんは看護師の仕事柄もあっただろうが、香織ちゃんは小田切と出会って正味5日で、アイツの深い部分を見抜いていた…。


そこは未だに、謎だな。


今度、お酒飲まして聞き出そう~っと!


「結婚式、星叶も連れて行けるかしら?」


「大丈夫みたいだよ!みんなで来て欲しい言ってたから。」


「なら良かった!星叶、小田切さんのお婿さん姿に惚れちゃうかもね!」


「なっ!!許さん!」


俺は半ば本気だったが、二人のウェディング姿が、楽しみで仕方なかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ