テキストサイズ

君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

そして、両家の珍道中は幕を降ろして、夕方には羽田空港に到着し、それぞれ別れる事になった。


「夏奈子さん!旦那さん!本当にお世話になりました。」


母さんは、渡辺家に頭を下げて挨拶をする。


「蓉子さん、楽しかったですわぁ~!盛り上げて下さって有り難うございます!」


「今度は、私たちだけで旅行しましょうね~!」


「はい!是非とも!」


母さんたちも、おやじたちもしっかり
『親睦』は、深まっていた。


まあ…良かった、良かった…。


「母さん、このやたら沢山ある土産、どうすんの?」


「半分は、アンタたちのよ!会社やお友達にあげなさい。」


「えっ!そうなの?」


驚いてると、母さんはご満悦な顔をしていた。


たく…。


「本当に有り難うございました。」


香織は深々と頭を下げると。


「こっちこそ、せっかくの新婚旅行にお邪魔させて貰って…志信をこれからも宜しくね!」


「はい!」


嫁と姑の絆は、凄く深まってた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ