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君と描き始める未来に

第10章 友情と愛情

「何ですか?」


黎子ちゃんが飲んでると、ハイネケンが高級ビールに見えてくるな。


「香織のお義父さんから聞いたんだけど…香織の飛び蹴り。」


「ぶっ!いきなりなんでぇ~!」


香織は慌て、ふためきだした。


「飛び蹴り!」


暢くんも驚く。


「ふふふ…懐かしいですわね。高校時代でした。」 


「黎子…。」


しかめ面する香織に、黎子ちゃんは


「もう、だいぶ昔の話しだから…。」


「でもさ…。」


黎子ちゃんは、少し考えてる様で


「大丈夫よ。」


ん…そんな、恥ずかしい話しだったのかな?


「ある日、登下校中に知らない男性から、交際を申し込まれまして…。」 


「えっ…。」


反応したのは、暢くんだ。 

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