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君と描き始める未来に

第10章 友情と愛情

サイフォンから注いだコーヒーを渡してくれる。


コーヒーの香りでリラックス…な筈が黎子ちゃんの真意は如何に?


「有難う…。」


「理想の遺伝子の暢くんが目の前で笑ってて、抱き締られてるだけで黎子には、ゾクゾクして、快感なんだって~。いつもの『ふふふ…。』って笑いながら語ってたよ。」


「そ…そうなんだ…。」


やはり女性は、奥が深くて難しいな~。


男みたいに、単純じゃない。


「それに暢くんが何事にも一生懸命なのは黎子が一番解ってるし、頭もいいし、何より気遣いが出来るから、満足してるって言ってたよ~。」


「暢くん…。」


何か、感動してきたよ…。


本当に健気だな!


いけない大人が、小慣れた知恵を吹き込むもんじゃなかったね!


後でメールしとかなきゃ!


因みに聞きたくなった。


「香織は…香織は満足してる?こうして欲しいってある?」

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