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君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

「後…これ星叶ちゃんになんですけど。」


プレゼントのオモチャを渡す。


「あら~。わざわざ有難う~。」


「えっ!マジっ~!良かったな星叶!」


星叶ちゃんは、自分の顔より大きいプレゼントを受け取りながら


「かおりしゃん、ありがちょう~。」


小さく微笑む。


「後で一緒に遊ぼうね~!」


香織は、嬉しそうに星叶ちゃんに言った。


「あしょぼぅ~ねぇ~。」


星叶ちゃん、可愛いな…滝島、鼻の下伸びてるぞ~!


本当に、親バカだな。


俺も、いつかは、こう成るのかな?


まあ…それも悪くないよな。


「小田切さん、頂いたラーメンセット美味しかったわ!」


「良かったです。母さんが皆にって買い込んでしまって。」 


「あら、お母さん優しいわね!」


優しい…あの旅行の事は敢えて話すまい。

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