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君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

星叶ちゃんは、瞳を輝かせながらあれこれといじり出す。


「これ~!」
「椅子だね~。」


「これ~!」
「テーブルだよ~。」


「これ~!」
「ドレッサーて言うんだよ~。」


と、全部終わるまで繰り返される。


滝島は、頷きながらニコニコと見守ってる。


会社でパソコンと睨めっこして、外回りでバタバタしてる毎日…。


たまにはストレスが溜まる様な事もあるけど、家に帰ったら、こうやって癒されちゃうんだろうな。


そして、この空間を守りたいと思うんだ…。


「滝島が、一生懸命ディズニーDVD借りて行くのも…解るな…。」


滝島は、ニヤリと笑い。


「ようやくディズニーの魅力が解ったか!」


いや…そこじゃなくてさ…。


「折角だから観るか!星叶~ディズニー観るか~?」


「おうちぃ~!」


「ガーン!ディズニーが負けた…。」


香織~!
どうやら勝ったらしい~!

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