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君と描き始める未来に

第3章 実家の魔の夜

そして予感が的中した。


「あら、香織さん結構イケる口ね~。」


母さんの目が光る。


このままだと、全員潰されるかもしれない!


阻止せねば!


「いや…そこそこだから…」


と、俺が言いかけに香織が


「あっはい!志信さんに良く蟒蛇言われちゃうんです!」


あぁぁあ…ダメだ…終わったかも。


母さんが一気に、ご機嫌になった。


「あら!まぁ~そうなの!志信ったら、いい年して失礼ね!香織さん、ジャンジャン呑んでねぇ~!小田切家の風習みたいなもんだから!」


小田切家って言うか、母さんだろ!


香織は一瞬、母さんの豹変ブリに驚きながらも


「は、はい!分かりました!」


持ってるグラスに入ってた分を一気に空けてしまった。


わあぁ~ストップ!ストップ!


「あら素敵っ!正に志信にお似合いね!」


違うだろ~!
飲み仲間にしたいだけだろ!


「ありがとうございます!」


香織もすっかり乗せられてしまった…あぁ、仕方ない。


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