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君と描き始める未来に

第3章 実家の魔の夜

「わぁ~絶景~!」


「体調落ち着いたら、今度の海水浴シーズンにでも来てみる?花火大会とかもありよ。」


「そうなんだ!水着は恥ずかしいなぁ…花火大会は、来たいかも!浴衣しまいっぱなしだし。」


「浴衣か…香織の浴衣姿、見たいかも!」


「え…そ、そう。」


少し頬を染める


「何年か前に黎子と二人で浴衣着て…行った切りだな…。」


「黎子ちゃんと二人だけで?。」


さぞかし可愛いツーショットだったろうな。


数年前か…嘉之とは、行かなかったんだ。


「じゃあ、母さんに浴衣探して貰うよ。次は、二人で浴衣着て来よう。」


「本当に!楽しみだな!」


「はは…毎年来ればいいよ…その時には人数増えるかもしれないけど。」


キョトンとして


「増えるかも?滝島さん誘う?」


香織の中で、滝島とセットになってるな。


そんな君を抱き締めて


「志信…。」


「ううん…俺たちの子ども…。」


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