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君と描き始める未来に

第3章 実家の魔の夜

「来て…。」


「へっ…何処に?」


「車…外じゃ流石に恥ずかしいでしょ。」


意味深に、笑うと


「あっそ、そっか…うん。」


真っ赤になって、後ろ座席に座る。


本当に君は、純粋で…いつまで経っても俺はこんなだな…。


苦笑いしながら、俺も乗り込む。
パタン…ドアを締めて、彼女を自分の胸に引き寄せる。


「香織…。」


抱き締めるだけで、ホッとする。


「志信…大好き…。」


ドキッ!


そんな可愛い事言われたら、キスだけじゃ済まなくなりそう…だけど、流石にここじゃあ無理だし…。


香織の顎を持ち上げて


「俺も…大好きだよ…。」


小さく君は、微笑む。


その口元に引き寄せるられて、最初は軽く触れるか触れないかの様なキスを何度も繰り返していく。


「はぁ…。」


君の吐息が、俺の唇に触れてゾクッとする。


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